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安心・安全 HACCP支援 食品工場の衛生帽子の選び方


食品工場には欠かせない衛生帽子。毛髪落下を防ぐための機能はもちろん、工場の環境にあわせて着心地や動きやすさを追求し、着用者が快適に作業できることも重要です。また近年、義務化が進んでいるHACCP(ハサップ)をユニフォームでどのように支援できるのかも考えていかなければいけません。素材や仕様の違いを理解し、職場環境にあったものを選びましょう。

衛生帽子は用途別に種類も豊富。あなたの職場にぴったりのタイプとは

食品工場や給食センターの衛生帽子、種類が豊富なのはうれしいのですが、困ったことにそれぞれの違いがわかりづらいものです。現状よりも安全性を高めるには何を基準に選べばよいのでしょうか。

衛生帽子のラインナップは大きく分けて4種類

衛生帽子は大きく分けて2タイプ。さらに2タイプに分かれるので合計4タイプ。フードタイプ、ショートフードタイプ、キャップタイプとキャスケットタイプです。

フードタイプと帽子タイプ

素材やディテールにこだわり抜いたフードタイプは異物混入対策に特化した、食品工場全般に向けた衛生帽子です。ケープが付いていて体毛落下防止をより意識した仕様が特長的なタイプです。ヘアネットとセットで使うことで体毛落下をさらに防いでくれます。ケープが付いていないショートフードはフードタイプと比べコストが抑えられるのが魅力。給食センターや軽作業に向いています。


フードタイプ(FCPU-1705-A9)

ショートフードタイプ(FCPU-1706-A9)
着脱が簡単で軽作業時に使用されているのが帽子タイプです。後頭周りのサイズ調節機能やメッシュケープなど毛髪落下を防止するディテールが備わっています。同じ機能を持ち対面販売にも適しているキャスケットタイプもあります。

帽子タイプ(G5003)

キャスケットタイプ(G5004)

体毛落下防止だけではダメ!着心地を改善、快適に作業できる衛生帽子

作業性を高めるポイントとして顔周りの違和感の軽減があります。そこでポイントとなるのが素材です。顔周りにニット素材を使用した帽子が特にお勧め。その他の仕様も様々な点で工夫されており、サイズ調節が容易にできる“フードタイプ”と毛髪落下防止に特化した“かぶりタイプ”があります。それぞれ工夫された点をまとめて解説します。

フードタイプ

・顔の動きをスムーズにするあごの留め具

・髪の毛をしっかりつつむギャザー仕様とスナップボタン


フードタイプ(FCPU-1703-A9)

かぶりタイプ

・額の生地を幅広くした眉毛落下防止機能

・メガネ差しの改良で着脱がスムーズ

・ティアドロップ型の頭部で密着度アップ


【かぶりタイプ】(FCPU-1704-A9)

異物混入の要因は人為的なミス、間違った着用です

どんなに工夫された進化したユニフォームでも間違った着方をしてしまうと異物混入の原因となります。
衛生帽子は髪の毛をまとめ、髪が帽子の外にはみ出さないことが重要です。ケープの付いているタイプはジャンパーの中にケープを入れて着用します。
ウエストのインナーの釦も忘れずに留め、ボトムの中にしまいこみましょう。フロントファスナーはしっかりと上まであげてください。
靴下は肌が見えないくらい長いものを着用し、靴下に被せるように裾口のインナーを下げます。ボトムの裾もくるぶしが隠れるくらいまで下げます。
それぞれのアイテムの着用時のポイントを正しく理解して、異物混入防止に効果をあげましょう。

★フードの被り方については動画でご紹介していますので、ぜひご確認ください。

HACCP支援のため、現場目線に立ったユニフォーム、衛生帽子を選びましょう。

食の安全のためには異物混入を防ぐだけではなく、現場目線に立ち、ユニフォームを着用する人の着やすさや動きやすさにも配慮することです。特に顔周りの煩わしさは作業効率の低下に影響します。安全性を保ちつつ、かぶりやすさや着心地の良さも追求したユニフォーム、衛生帽子を選ぶことが作業効率のアップ、安全性につながっていきます。

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